失せモノ探しのお稲荷さん

話の中の狐たち

 失くしたモノを探す時に頼るのは、なんですか?
 ああいう時に民俗信仰や習慣が出てきて面白い。自分の周囲ですと
 自身の行動を疑う神様妖精(小さいおじさんも含める)
 といった三派閥に分かれました。
 割と多いのは妖精派閥で、芸能人やインフルエンサーの言説、ネットで見つけたおまじない(ハサミさんなど)を実行しているようです。
 自分の行動を疑うは自分もやっている探し方でして、普段の行動を逆算しながらその過程にある普段しない行動を疑います。置かないだろう、という思い込みを疑って探すとあっさりと見つかったりします。
 そして意外と少ないのが神様派閥でした。それに祈る対象の神様も何かは決めていないようでした。失せモノとは違いますがピンチの時に祈る神様と同じですね。
 
 しかし、失せモノに関しては頼れる神様がおります。お稲荷さんです。

失せモノを祈願するならお稲荷さん

1.データ復旧もするお稲荷さん

 
 アイキャッチにも利用している失せモノ探しのお稲荷さんになります。
 モデルの元となった話は「太鼓谷稲成神社」に関係した民間話に、 データ復旧を願懸けしたら直ったというモノがありそこから膨らませたイラストになります。
 普段は物質的な物を探す仕事をしていて、たまに人探し。そんな中で急に舞い込んだデータ復旧という願いをなんとか成し遂げる。そんなイラストです。
 汗だくなのは、本当に慣れてないんだろうなという雰囲気を出すため。ただ量が想像以上にあって心配になるレベル。
 

 こちらのアイキャッチ用のイラストも想像以上にへばっていますが、お気に入り。
 やっと終わった感が好きです。

2.夫婦のお稲荷さん


 法静寺内になる「花岡福徳稲荷神社」の伝説に登場する、夫婦で探し物をしてくれた白狐になります。
 伝説の内容は省略して書きますので、気になる人は公式HPへどうぞ。
 この白狐夫婦は共に亡くなっており弔ってもらうために、住職が無くした数珠を届けました。住職が人と同じように手厚く弔ってやると、地域での火難や窃盗が不思議となくなり探し人や失せモノが見つかるようになりました。
 このような伝説です。
 夫婦で亡くなっていたとなるとそれなりに年を取っていたのかな? と思い年齢を上げました。
 どちらかが先に亡くなりそのまま連れ合いも飲まず食わずで亡くなったような、それぐらい深い仲の夫婦をイメージ。
 自分の周りでは見た事がない優しく抱き寄せる構図は、小さな恥ずかしさもあるが羨ましい。それを生きている内に自然と出来る白狐夫婦だったんだろうな、と想像してます。
 プロンプトを考えながら公式HPや他サイトを参考がてら見ていると、やはり自分と同じく夫婦仲の良さを感じた人がいるらしく、良縁を祈願するためにそこへ訪れる人もいる模様です。
 狐の嫁入り行事もしているところを見ると、この夫婦の影響力は凄いですね。

3.失せモノ探しはお稲荷さんに頼ろう

 もうタイトルのこれに尽きます。
 上記の二社以外にも説話や伝説がなくとも失せ物探しを請け負ってくれる稲荷神社は結構あるうえに、3万社以上あると言われる稲荷神社ネットワークで見つけてくれるのだろうなという安心感がある。
 よく知らない神様よりも稲荷神社は数が多く頼りやすい。それがお稲荷さん

 いずれは上記二社に訪れたいな。
 
 太鼓谷稲成神社  〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田409
 花岡福徳稲荷神社 〒744-0024 山口県下松市末武上1224

 参考文献
 日本怪異妖怪事典 中国
 太鼓谷稲成神社  公式ホームページ
 花岡福徳稲荷神社 公式ホームページ
 しまね観光ナビ
 おいでませ山口へ 山口県観光サイト
 ならび各種個人サイト・ブログ
 

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