西方寺から野町駅へ戻り、そこからバスで移動しました。
電車よりも乗り慣れていないバスは、乗るのに手間取ります。ICカードの使用不使用、クレジットカードでもOK、整理券がいるかどうか……使えるものが多すぎて不便になる。
武蔵稲荷大明神がある場所は金沢エムザの屋上で、尚且つ近くに近江町市場などの有名観光地もあり混んでる混んでる。バスは手間がありますが、自分で運転しない気の楽さはありますね。
眺めているだけでも面白いのが、バス観光なのかも。
武蔵稲荷大明神にて
1.金沢エムザ道中記
武蔵ヶ辻・近江町市場でバスを降りたらすぐに金沢エムザはあります。
エムザの中は親子が多かった印象。子供達の体力に振り回されているのか、ジャケットが肩から外れたお父さん。楽しそうに本屋で来年の開運占いの本を開いている年配の母娘。
それらを眺めながらエスカレーターで8階へ。そこからは階段に切り替えて屋上に。
階段は利用する人が自分以外おらず、靴音が良く響く。靴の楽しさって鳴るのもあると思うんだよな。軽快な音が鳴れば自然と今日は調子がいいと思える。
屋上は穴場なのか、人も数人しかおらず弁当を食べたりコーヒーを飲んだりするまったりとした時間が流れていました。
2.屋上

晴れているとはいえ、屋上は寒い。自分以外誰も外にいませんでした。


見える景色はこんな感じ。金沢城がちょろっと見える。
ベンチもあるので、暖かい時期ならここでコーヒーを飲みながらのんびりしたい。

物置の隙間を埋めるような設置のされ方をした、寝そべりしかできないベンチ。
3.武蔵稲荷大明神


神社も綺麗に嵌るような配置。趣味なのかな。
石が置いてあるのも以前あった場所ではご神体だったのだろうか。
4.狐像


久しぶりに見た、サッカーボールみたいに玉を足で押さえている狐像。
耳が丸まっているのは風化なのか、元からなのか。巻物を咥えている方の犬感を加速させているなぁ。


屋上の風ってそんなに強いの? 目がほとんど無くなっている。
玉の方は咥えてなかったから表情が違っていて、風化しなかったのかも。恐らく似た表情で凄い釣り眼だったのだろう。こんなに深く彫ってあるのに風化するのか……自然のパワーおそるべし。
県庁所在地の中心街で歴史ある商業ビルの狐像にしては控えめな印象。
しかし、その謙虚がいい。
商売繁盛の為に神社を大きくするのではなく、商品や利便性の方に力を入れるのが正しい商売繁盛だと思うから。
所在地:〒920-0855 石川県金沢市武蔵町14−4
