湊八幡神社の伏見稲荷にて

狐像

 読めない天候の中を参拝に行った湊八幡神社。
 街中の、しかも河川橋近くという事もあり通行が激しくて出入りしにくいかなと思いきや意外とすんなり鳥居から入れました。
 小雨に濡れた境内は中々幻想的で綺麗でした。

湊八幡神社の伏見稲荷にて

可愛い干支看板


 ゆるい。がおー、と平仮名の鳴き声が書いてあっても良いぐらいのゆるくて可愛い蛇。
 子供が一緒に写真を撮る事を想定しているようだが、大人でも十分このゆるさを楽しめるはず。
 ちなみに、ちゃんとした干支の蛇もありました。


 こちらは洒落たもの。

牛像祈願絵馬


 
 またもや可愛らしいものが。ただ、由来の内容は妖怪譚のようなもの。
 個人的に好きな話でもありますが、「牛鬼」系の話じゃなかったのがちょいと残念。好きなんですよ、牛鬼のなんでもありな姿と能力が。妖怪らしくて。

伏見稲荷


 さて、本命の伏見稲荷。
 摂社末社としてよくあるサイズ感で、賽銭箱もない簡素なタイプ。
 福井県はもう一つ伏見稲荷があったり、狐像がある稲荷神社が多くあったりと京の影響が強いのだろうか。
 陸路や船の交流を考えるとあるのかもしれない。

狐像



 目に色が入って迫力のある狐像。
 タイプ的に福久宮稲荷神社の怒り顔の……と思い見直して来たら、あちらの方が数倍怒っていた。こちらはまだ引き締めたが正しかった。
 それにしてもムキッとしている、この部分。


 こぶのようになった筋肉だろうか。
 狐は独り立ちすると長距離移動する場合があるので、健脚の証だろう。短足で剛脚なのは、日本の動物らしい特徴(日本馬とか)で健脚の霊験がありそうである。
 前回の長野の狐像達の流れでここだから、足関係に引っ張られてしまう気がする。

狐像——別角度



 盛り上がりに比べて意外と横はシュッとしている。
 必要なところに筋肉がある考えると鍛え方が上手い。持久力がありそうだ。
 アスリート狐像かな。
 
 所在地:〒910-0024 福井県福井市照手4丁目1−25

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