玉取稲荷社にて

狐像

 動かし始めれば脚は動く。
 忙しさで棒になりかけていた脚を奮い立たせ、新幹線で長野県へ。
 長野県にした理由は、その時に晴れていたからです。

玉取稲荷社にて

街中で急に出てきた

 長野駅へついたらスマートフォンで狐像のある稲荷神社を検索。
 前もって調べているとはいえ、現地だとまた感覚が違う。
 特に今回はコナンの映画とのタイアップで駅内の様子が違っており、出口を間違えた。
 幸いなことに神社までの道は目印になるコンビニが各所にあり、しかも全部違う系列のコンビニなので目印として、とてもわかりやすく助かった。
 あとは鳥居なり看板なりあるだろう……と思っていると


 急に出てきた「西光寺
 見事に建物の間に隠れていて、横を見なければ通り過ぎていたかもしれない。本当に直前まで気づかなかった。
 あ、ここか。と、なりながら中へ。
 


 街中で静かな空間を作るのが寺院の醍醐味。
 稲荷大明神とのぼりが立っていますが、鳥居にはこう。


 なので、記事には玉取稲荷社で表記することにします。
 その前に色々と散策。

寿老人



 まず目に入った銅像は寿老人。
 小さな七福神のセットでなら何度も見た事がありましたが、人型サイズは初めて。
 品のある好々爺といった感じ。
 そして、英語だとそういう表記になるのかぁ。
 Longevity——長寿。うん、直訳。

サッカー選手みたいな狐像

 寿老人に満足したところで狐像が、こちら。


 吸血鬼レベルの立派な犬歯もさることながら、そんな勇ましい玉の支え方はサッカー選手ぐらいしかいない。玉も大きいから余計に映えるんだな。
 咥えている狐像との遭遇率が高いからイメージが固定されていたのもある。久しぶりの登場で驚いた。
 損傷してたまたまそうなっただけだろうが、目の端が欠けて寄り目をしている様になってしまい歌舞伎の見得を切っているみたい。
 よくよく考えれば「玉取」とついているのだから、そういう霊験があってもいいのかもしれない。球技が上手くなりますようにみたいな。

化かしにきている狐像


 こちらは端が欠けておらず綺麗な状態。この状態だと眉間のシワと陰影が相まって勇猛果敢な戦士のような顔に。
 ここまで強面だと狐よりも狼、いや洋犬? 全部の要素を感じさせる。
 狐らしく人を化かして試そうとしているのだろうか。
 ひょうきんさを持つ相方とは違い真面目そう。
 

 所在地:〒380-0826 長野市北石堂町1398

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