男を惑わし、身も心も破滅させる女性の妖怪。
日本の様々な創作物に出ているとはいえ……最近はその地位をサキュバスに奪われているような気がする。西洋中世風ファンタジーが多い所為かな。
それに血や生気を奪うという能力は、結構かぶりやすい能力ですもんね。
マドウ飛縁魔
・制作1
血や生気を奪う能力をどうやって使うか考えた結果、針を伸ばす仕様に。
ただ、角は設定していなかったのだけど。急に生えたな。
結構いい色。
・制作2
飛縁魔を「火縁魔」とする場合があります。
それを踏まえて一度、火をつけてみました。
しかし、何故か顔が老けた感じに。ほくろの所為か?
・制作3
炎が派手すぎるとなにがなんだかわからなくなるなぁ。
派手な髪飾りと羽衣みたいなものがついて、邪悪な仙人みたいになってるし。
能力に沿わせるかと考え直して火は次から消しました。
・制作4
惑わす方向へシフトした結果、このようになりました。
うむ……暗殺者スタイル。
時代設定は江戸時代辺りとしか考えてなかったのですが、枕の所為で急に近代っぽくなる。
・完成形
ひとまず完成。
性格が悪そうな感じは一切覗かせない暗殺者スタイルの飛縁魔。
それなりの仲になった風に装って、男の家に上がるとおもむろに横になって相手を誘う。そして相手が来た瞬間に針をグサッ。
彼女が去った後には血の跡と干乾びた死体のみ。
それが「マドウ飛縁魔」
妙にまどろっこしい手段を取るのも妖怪らしさになりますね。