池や沼といった日本の水辺にいる支配者をヌシといいますね。
そういうヌシの一体であるスッポンをマドウ化させてみました。
スッポンにした理由は、眼のヤバさ。本当に危ないやつみたいな眼つきで採用しました。
マドウスッポン
・制作1
民話・怪談において亀やスッポンも人を食べるので、人喰いアピールで人骨と血の跡を。
しかし、肝心の甲羅がない。
代わりに何故か発光体が……ボスキャラらしさはあるけど、そうじゃない。
怪イモリとか怪ヤモリとか呼ばれそうな妖怪になってしまっている。
うーむ。恐らくはスッポンの英語での呼称が「ソフトシェルタートル」な所為でこのような事態になったのかもしれない。
甲羅に関してのプロンプトを変更して次へ。
・制作2
甲羅は甲羅で指定した方がいいですね、やっぱり。
しかしなんで今度は、肋骨が……人骨と急に合体するとは。
個人的には気に入っているけれど、下半身の鰐感すごいな。スッポン感がまるでない。
もうちょっとつるっとした方がいいかも。でも、マドウらしさはある。塩梅が難しい。
・制作3
あれ、世界観が変わってきた?
ゾンビ物になってきた? いや、考えようと思えば出来るのだけども。
人喰いスッポンをマドウの技術であえて半端に復活させた状態。恨み辛みを一定量集めたら完全に復活といった交渉をマドウギツネかマドウダヌキとしている。とはいえ、スッポンも馬鹿ではなく裏切られることを前提として眷属などに手をまわしている。
そんな感じですかね。
・制作4
一度整理して人間状態へ。
甲羅がどうしても小さめになるんですよね。
・制作5
決定!
尻尾のヒレも落ち着いているし、水かきもちゃんとある。甲羅と腰の発光具合も実に妖しい。
そして特に何かを飲み込んでいるノドが素晴らしい。完璧に人肉食べてますよ、こいつ。
じっと見つめてくるスッポンの感情が伝わらない眼も再現できているし、これが「マドウスッポン」になります。
——結構後半から河童みたいだよなとは思いつつも、スッポンなのです。